「外反母趾対策靴を履くとどのような効果があるのか?」を2回に分けて7つの効果があることを説明してきました。そして、7つめの効果が「外反母趾の変形の角度が小さくなる」ということでした。今回はそれについてさらに詳しく説明してみましょう。

外反母趾になると、自分で足の母趾を開きにくくなり、母趾が足の第2趾(手でいう人差し指)にくっついていきます。変形がひどくなると母趾が第2趾の上に乗りかかったり、第2趾の下になったりもします。
外反母趾対策靴下は靴下の織りかたで、単純に足の母趾をまっすぐな位置に戻しているわけではありません。実は、母趾をまっすぐにするには「母趾外転筋(ぼしがいてんきん)」という、母趾についている小さな筋肉が収縮して働く必要があります。外反母趾になると、母趾外転筋が働きにくくなったり、働かなくなったりします。

外反母趾対策靴下では、この母趾外転筋を圧迫して緊張を高め、収縮をうながすためのパッドが縫いつけてあります。これが、外反母趾対策靴下の効果を生み出す秘密といってもよいでしょう。このパッドによって、足の母趾が正しい位置に置かれ、それで歩行などの日常生活をしますと、これまで何年も、場合によっては何十年もかけてうまく使えていなかった母趾外転筋が収縮しやすくなります。

少なくとも外反母趾対策靴下を3か月はくと、収縮を忘れてしまっていた母趾外転筋が再び活動を開始することで、裸足になっても、少しずつ母趾が真直ぐになってくるわけです。100%効果が出るかは保証できませんが、足の母趾を真直ぐにして使うことで、新たな気づきがあらわれてくると思いますよ。

回答者 株式会社 スポーツ・リハビリテーション・システム (SRS) 社長 浦辺直子


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